安全性保証できない大阪万博修学旅行は中止を 市教委に申し入れ

市内中学校で、今年度の修学旅行の行先を大阪·関⻄万博にしている学校があることがわかり、党市議団に保護者、市⺠から多くの不安の声が寄せられました。
大阪·関⻄万博については、安全性が懸念されています。万博会場内では建設中からメタンガスが発生し、4月6日にも基準値を超えるメタンガスが検知され、現場近辺は「立入禁止」の対応が続けられています。また地震や津波発生時の危険性が指摘されていますが、人工島を会場にしているため、アクセスのルートが限られています。さらに建物やパビリオン以外に会場内には陽射しや風雨をさえぎるものがなく、熱中症対策などにも不安があります。
党市議団は「こうした多数の懸念があり安全性が担保できない以上、子どものいのちを最優先にして、万博への修学旅行は中止するべき」と判断、4月14日に教育委員会に対して大阪·関⻄万博への修学旅行を計画している学校に、日程行き先の再検討をおこなうよう要請することを求める申し入れをおこないました。すでに吹田市教育委員会が万博遠足の参加見送りを決定。また、5月に修学旅行で万博に行く予定だった船橋市の学校も行き先を変更しています。教育委員会と学校に適切な判断を求めていきます。