2023年6月議会*まちづくり委員会議案外質問 「不明水」対策に助成を
6月2日から3日にかけての豪雨で、住宅内で下水が溢れたなどの被害は市が報告を受けただけでも40件。おもな原因は、地下水や雨水、いわゆる「不明水」が下水道管に流入したことによるものです。
6月19日、金子あきよ市議がこのことについて質問しました。
金子 これまでの「不明水」対策は。
下水道部長 下水道管内のカメラ調査、あるいは誤接続調査をおこない、下水道管の不具合箇所の補修、マンホール蓋の更新、誤接続家屋に対する是正指導をおこなっている。
金子 市民からは「誤接続を指摘されたが費用の負担が大きく是正工事に踏み切れない」との相談がある。市から助成できないのか。
下水道部長 宅地内の排水設備は個人の財産。管理、改善については個人で対応いただく。
金子 神戸市の「排水設備改善助成制度」は2004年度から17年度の14年間にわたって4万戸の調査をして5000戸に助成をおこなった。大震災後だけではなく、大変効果がある。
下水道部長 補助金を出せば協力が得られるのはそのとおりだと思う。
金子市議は「市の施策として助成制度もつくって一気に進めていくことが必要。検討を進めてほしい」と求めました。