議会報告

9月議会*決算【企業会計】市立病院機能強化で住民福祉の向上へ

決算委員会で企業会計について質疑をおこなう神田よしゆき市議

 10 月6 日、決算特別委員会で、神田よしゆき市議が企業会計関連(病院・上下水道)の質問に立ちました。はじめに、病院事業会計について質しました。

神田 さいたま市立病院が昨年12 月に開院した。整備計画では医療機能の強化ということで救命救急センター、精神・身体の合併症の病棟、緩和ケア病棟があげられているが、効果は現れているのか。

市立病院 救命救急センターの開設には県知事からの指定が必要だが、埼玉県の救急医療部会から指定について保留という返答があった。その理由として救急科の専門医を充足させた方がいいという指摘をもらっている。しかしハード面で専用の初療室やICU6 床、HCU14 床などの整備が進み、重症患者の受け入れ数は増えている。また精神科については、30 床を新設し、身体合併症を有する精神病患者に対する入院を中心とした診療をおこなっている。そして緩和ケア病棟については、在宅や地域の医療機関、施設で過ごす患者さんが疼痛コントロールのための投薬調整等を目的に一時入院ができるようになったのが強化された点である。

神田 気になるのが医師の充足率。決算資料では106 名(83 %)ということで、100% に向けた手立てが求められる。

 

市立病院 特に精神科が医師不足でとても苦労した。計画人員に達していないので大学の医局に継続的に働きかけている。

 次に神田市議は、水道事業会計が大幅黒字で経営状況は安定していることを確認し、引き下げは十分できると求めましたが、市は「人口減少」を理由に引き下げを拒みました。

 

 また、下水道普及率について普及率の低い4 区(西区、緑区、見沼区、岩槻区)についてどう考えるか質し、市は「2019 年度もこの4 区を重点的に整備した。全体で58 ヘクタール。来年度については西区84.7%、緑区92.6%、見沼区90%、岩槻区70.5%になるように予算要求したいと考えている」と答弁しました。

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