9月議会*決算【保健福祉】子どもの最善の利益にたった保育所整備を
決算委員会で保健福祉委員会関連について質疑するとばめぐみ市議
10 月2 日、決算特別委員会(保健福祉委員会関連)が開かれ、とばめぐみ市議が質問に立ちました。
とば 昨年度、本市は認可保育所を増やしても需要は満たしきれず、待機児童は387名で日本一となった。不承諾率はずっと3割を超えている。認可保育所整備率(就学前の子どもの数に対する認可保育所の定員数)がもっとも少ない本市が、待機児童で日本一になるのは当然。認識をうかがう。
市 認可保育所の整備率は政令市で最低、不承諾者も右肩上がりだが、認可保育所整備に力を尽くしている。来年4月、待機児童ゼロをめざす。
とば 賃貸物件を中心に要件緩和で保育所を増やし、待機児童を解消しようとする市の姿勢は認められない。緩和した要件で、子どものためによくなったことが一つでもあるか。
市 特段運営に支障はない。
とば 要件は子どもの命と育ちを守るためのもの。運営に支障はなくても緩和することは保育の質の低下につながる。保育所は単なる「入れモノ」ではない。子どもの最善の利益という視点で保育所を増やすべき。
市 本市は入所保留児童と待機児童が多い。当面既存の配置基準を維持する。
とば 昨年度公立保育所の産休明け保育を10 園削減し、本市の公立保育所の役割を大きく後退させた。その理由に保育室の修繕があったが、修繕を終えたら産休明け保育は再開させるのか。
市 来年度、修繕が完了した1園は産休明けに戻す。ほかは引き続き6カ月からの受け入れとする。
とば 市は削減した産休明けを一日も早く戻すべき。
とば市議はその他、コロナ禍でも保育所と放課後児童クラブが開所を求められた件について「開所しなければ社会がまわらなかった」と指摘し、どちらも思い切って施設整備を進め、処遇改善を急ぐことを強く求めました。