9月議会*保健福祉 困難を抱えた子どもたちのために
保健福祉委員会で質疑をおこなうとばめぐみ市議
9月17日、9月議会の保健福祉委員会で議案外質問がおこなわれました。
とばめぐみ市議は、児童虐待根絶のために妊娠期から学齢期まで切れ目のない子育て支援をおこなっている、世田谷区のとりくみ「世田谷版ネウボラ」を紹介しながら、本市の児童相談所の現状と課題を質しました。
本市の虐待相談件数は年々増え続けています。しかし本市の児童相談所は浦和区に1カ所のみで、国の設置基準(人口50 万人に1カ所)におよびません。とば市議の質問により、ケースワーカー(児童福祉司)のひとりあたりの担当件数は80 件(全国平均は40 件)をこえており、職員の経験年数が平均3.6 年であることが明らかになりました。
とば市議は「困難を抱えた子どもたちと保護者を支える重要な仕事。専門職としてせめて5 ~ 10 年在職し、研修も重ねて専門性を高めるべき」と指摘。「児童相談所の増設と、ケースワーカーの増員を求める」と主張しました。
このほか、「わーくはぴねす農園岩槻ファーム」の視察をもとに、105 人の障害者が働く場所に、福祉の専門家や医療関係者が一人もいないことを問い、改善を求めました。